40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

【豪ドル】 豪中銀は追加利下げの可能性も排除していないが

発行済 2013-09-18 09:12
更新済 2023-07-09 19:32

豪ドル/円相場は、1豪ドル=92~94円をコアとしたレンジで揉み合う展開に。中国経済に対する信認回復と連動して、9月10日には一時93.57円に達し、6月11日以来となる約3ヶ月ぶりの高値を更新した。ただ、その後はドル/円相場の上昇一服と連動して、豪ドル/円も上げ一服となり、90円台前半で方向性を欠いている。

9月17日にはオーストラリア準備銀行(豪中央銀行)が3日に開催された金融政策決定会合の議事録が公表されたが、「メンバーは一段の利下げの可能性を否定したり、利下げが差し迫っているとの意思を示すべきではないとの点で前回に続き一致した」と総括している。特に利下げが急がれる環境にはないものの、最近の中国指標改善でも豪当局は慎重な景気認識を維持していることが窺え、追加利下げのリスクが払拭できない状況にある。豪ドル相場の水準に対しても、「依然として高水準」との評価が維持されている。足元では、中国景気見通し改善の恩恵が豪経済に波及する流れが確認できていないことで、追加利下げに対する懸念がくすぶり続けることになるだろう。ただ、中国景気見通しの改善が続く中、豪中央銀行が追加の景気刺激を急ぐような環境にもなく、当面は豪中などの経済指標を眺めながらの不安定な地合が続く見通し。目先は23日に予定されている中国の9月製造業購買担当者指数(PMI)が注目される。

米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル/円相場の動向がリスク要因になるが、緩やかなドル高・円安基調が維持されれば、短期スパンでの豪ドル/円も強含みに推移し易い。ただ、豪実体経済の回復は遅れている以上、どこまでの豪ドル高であれば豪実体経済と中銀が容認するのかを打診しつつの、緩やかなペースでの豪ドル買い・円売りに留まる可能性が高い。

テクニカルでは、一目均衡表の雲をブレイクし、支持線は同上限の88.90円水準。サイコロジカルは、前週の7勝5敗から変わらず。14日RSIは61.37。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます